僕が作ったものを世界中の人が手にするって、まさにドリーム。今回は展示会へ向けて大きな進展があります。
ものづくりの経験がまったくない僕が、いろんな問題にぶち当たっては乗り越えて次へ進む記事です。
※このシリーズの記事は通常の記事文章と違い、『非常に口が悪い』ですので悪しからず
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長かった。 ほんとに長かった。
ようやく最後の行程、表面の革、として内装の仕上げを残すのみ。
展示会まで残された時間は約2ヶ月半。
なるべく早く完成させて、展示会場で配布するパンフレットも作らなければならない。
まずは革だ。
早速、革を張り合わせてくれる工房をGoogle先生に聞いてみます。
革工房と言えば東京下町。
「東京 墨田区 台東区 革工房」
あれ?
思ったよりもヒットしない。
それでもいくつかリストアップして、いつも通りまずは電話連絡をする。
Ring Ring Ring…
そのようなご相談は御社の範疇(はんちゅう)でしょうか?
まーたこれだ。
なんで簡単に断ることが出来るんだろう。
ちょっとくらい会って、相談してくれてもよかろうもん。
まぁ、まだ他に幾つか工房はある。どこか、1つくらい相談に乗ってくれるだろう。
甘かった。
そもそも、国内で小ロットやサンプルを作ってくれるような革工房自体の絶対数が少ない。
途中で仕入れた情報だと、ほとんどが費用の安い中国に仕事が流れていき、国内の工場、工房はどんどん減っていったそうだ。
それに、国内の残っている工房はそれなりにルーティンの仕事で忙しく、職人の人手不足も加わって、会って相談することすら出来ない。
それでも、探して探して、電話して、繰り返し当たってみたところ、
ようやく1件だけ好感触な工房が見つかった。
Got it !
最終的にいっつもこのパターンだ。なぜ最初からこうならないのだろうか・・・。
翌日東京スカイツリーのほど近くにある墨田区の革工房を訪れました。
ほんの二部屋くらいの大きさのその工房は、作業机、二台のミシン、革漉きマシン、そして大量の革のロールが鎮座していました。
あれ? なんて軽やかな始まり?
大島さんは30代後半から40代前半の下町の若いにーちゃんのような職人です。
どうやらこの工房で、は基本的に彼が一人で作業されているようです。
作業中のテーブルには、製作途中のクロコダイルの長財布がたくさん山積みになっていました。
これは期待できるぞ。
Woooooooo!
最高じゃないか!
革職人ってイメージしたら頑固一徹をイメージしていたけど
腕は良さそうだし、人柄も柔らかだし。
僕はアルミフレームのケースを工房に預けて、その足で会社に戻り、
途中の東急ハンズで購入した工作用紙に、鞄の周囲をトレースし、丁寧にハサミで切り取り、周囲を紙やすりで磨いてバリをとり、その日のうちに大島さんに送りました。
あとは、サンプルの上がるのを待つのみ(笑)
ふふ。
まさかこのあと、とんでもない展開になるとはこの時点で想像もできませんでした。
続けてどうぞ!
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